前回、ボレル測度がよくわからないと書きましたが、近代(?)の公理的確率論は集合論・測度論・ルベーグ積分あたり(完全加法族とか云々)をベースにしているとのこと(Wikipediaより)。ということで、Ama〇onでも評価の高い「統計学への確率論、その先へ―ゼロからの測度論的理解と漸近理論への架け橋(清水 泰隆 著)」を読もうと思ったのですが、まずは確率論全般を復習したく、「確率論 講義ノート:場合の数から確率微分方程式まで(大平 徹 著)」を先に読むことに。
森北出版のウェブページ(https://www.morikita.co.jp/books/book/3033)にも「専門書への橋渡し」と書かれているとおり、場合の数から確率微分方程式まで、広く浅く確率論全般を取り扱っている印象でした。具体例があるのはわかりやすいのですが、特に後半のマルチンゲールや伊藤積分のあたりは「詳細は他書に譲る」ところが結構あり、(概念はわかるのですが)確率過程や確率微分方程式に関する専門書を読む必要があると感じました。上記の清水先生の教科書(参考書?)を含め、いずれ目を通してみたいと思っています。
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