少し前に紹介した「数学をつくった人びと」(特に第3巻)で、集合論・位相論がよくわからなかったので購入。集積点、孤立点、下界、上界、下限、上限、冪集合、濃度、消約率、連続体仮説、環、ε-近傍、内点、外点、境界点、閉包、位相同型写像、同相、連結、被覆、コンパクト等々、一部を除き知らない用語の目白押しでした。
特に6章のボレル(Félix Édouard Justin Émile Borel)の測度、ボレルとルベーグ(Henri Leon Lebesgue)の可測集合のあたりはよく理解できていませんが、なぜカントール(Georg Ferdinand Ludwig Philipp Cantor)やデデキント(Julius Wilhelm Richard Dedekind)たちが、このような(特に工学系の人間には)ややこしい概念を考え出したかが少しは感じ取れたように思います(著者に感謝)。
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